2014-12-16

Louvre

収納の中に湿気がこもるとのことで、制作させて頂いたガラリ戸。

2014-11-06

こまとこま

駒寄は犬矢来とも言われるが、狛犬もいるので神社では駒寄が適当かと。
亀有の神社の駒寄をつくらせていただき、納めてみると、そこには狛亀が!
神社、寺院を守るべく対で構えるのは、一般的には狛犬、獅子。
亀有ならではの生き物ですな。

2014-08-07

草履について思うこと。

江戸時代には、編んだ麻を巻いたものを底に付けて耐久性、機能性を上げていた麻裏草履(あさぶらぞうり)というものがあったそうだ。
時代は変わり、板金屋さんが屋根に上がるときに滑らないようにと、自転車の廃タイヤを縫い付けた草履が流行、定着。現在も職人さんはじめ、粋な履き物としても流通している。

粋といえば「坪下がり」という江戸前の草履もあるが、これは「粋」以外の何もない。踵は付けないことを前提にしていて、御輿の担ぎ手に人気らしい。

話しを戻すと私の仕事柄、丘足袋と草履は欠かせないもので、まとめ買いをしている。草履の在庫がなくなったので今回新調した。


表は稲藁、唐黍などがある。
前坪の色は何種類かあり今回は青。鼻緒は仕事なのでいつも真田 。
ところで今回気になるのが、
タイヤ底がはみ出ている…
草履は水に弱い。そのための僅かな対抗策か、滑り止め強化か?
それとも下手な作り手か?
兎に角新しい。
でも格好悪い。

2014-08-02

cuttingboard 2

前回のカッティングボードは、好評を頂いているも、丁度良い節になかなか出会えないので
柄の付いたボードを試作。

 シンプルに使いやすくと試作するも、どこか物足りない気が...柄を加工してみると
羽子板?
試作はまだまだ続きそう。
 
 

2014-05-29

Cuttingboard

材料 桧
サイズ 150x300x15
仕上げ オリーブオイル
節を持ち手かわりに。

建具の材料にはならないが
「あなたは今日からカッティングボードだ!」
と役割を与えることにより薪になることなく
使うことができる。


2014-05-14

お初

今年初めて蚊に喰われた5月12日。
早いような気がするが、網戸を取り付けの際のことと思うと、そういう季節かなという気がしないでもない。

2014-05-01

正面の建具をアルミサッシから木製建具へ変える仕事。
両側は柱の内法で引き違い戸になっていたものを建物の補強工事にあわせ、はめ殺しと一本引きの建具へ。
中央は唐戸と格子戸を制作。
古い建物のため、大工さんは大変苦労していたが、腕の良い方の仕事のおかげで建具制作、取り付けと、心配していた程苦労せず納めることができた。

2014-04-29

一間間口の造作

 古い農家の仏壇、神棚を新築の和室に同じように制作する仕事。
江戸時代、限られた家でしかこの間口で仏壇を許されなかったとのこと。

 仏壇の造作は大工さんの仕事だが、神棚は私が制作し大工さんと取り付けしたもの。
仏壇の建具制作は親方、神棚の建具制作は私。欄間、彫刻、腰板の紐だしは彫刻屋さんの制作。
写真の傾きは、私の根性の曲がりです。
多くの職方によって、素晴らしいものが完成。前の家のように100年以上使って頂き
たいと思う。

2014-03-16

リビング家具?

当初、リビングの作り付け家具にご先祖様を拝めるスペースをつくるという話だった。それが打ち合わせを進めるうちに、ここまで立派なものに。
最終的には仏壇に収納を付加したような形。正面の引き戸を両側の収納に引き込ませることで、有効開口部を広くとることが可能に。

2014-02-23

古道具

随分前に大工をやめた方の道具をいただくことに。衣装ケース二つ分。保管状態が悪く、錆び錆びのカビカビ。刃の形と長さで使えそうなものを助けだしたのが写真のもの。実際使えるかは、錆を取ってからのお楽しみ。
綺麗な形のこて鑿はどうも気になり、埃を拭き取ると「市弘」の銘が!
市弘は非常に良いと有名な東京の鍛冶屋だが、もう作られていないもの。
研ぐのが楽しみだ。

杵の修理

会社の近所の方に、緊急で頼まれたもの。
柄が折れたとのこと。こんな固い木を折った方の腕が心配。
柄の入る穴が丸穴で、内部もそのまままっすぐ開いているようだ。
玄能の柄の穴のように内部を狭くした方が抜け難いと思うが何せ時間がなく、今回はクサビを入れて対応。
こういった機会を頂き、良い仕事とは何かを再確認。

2014-01-28

2014

年が明けて、去年やり残したことも未だそのままで、今年の抱負も立てないまま 、一月は終わろとしています。
写真は年末に手に入れた椅子二脚。どこにでもありそうな椅子ですが、気に入っています。